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一中学徒の遺書修復進む

沖縄戦に動員され亡くなった県立第一中学校の学徒たちの遺書を修復する事業が進められています。

那覇市の養秀同窓会には、鉄血勤皇隊員として沖縄戦で亡くなった県立第一中学校の学徒の遺書や、遺品およそ200点が保管されています。戦争の悲惨さを伝える貴重な資料ですが劣化が進んだため同窓会が3年前から専門家に依頼し修復作業を進めています。

一般社団法人養秀同窓会の太田幸子副会長は「実感として伝えるためには、こういう遺書というものは、特に戦争を知らない世代に対して、伝えていくための大きな1つの手かがりになると思うので、後世に残していきたい」と話しました。

同窓会では、一中・首里高校が創立140年を迎える2020年12月をめどに修復事業を完結させたいとしていて、引き続き寄付金などの協力を呼び掛けています。