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さて近年 大型商業施設の進出などもあり小さな地域の商店街「マチグヮー」への影響が懸念されています。そんな中変化を見せているあるマチグヮーがありました。

多くの市場などが並び昔から地域の暮らしを支えるなくてはならない場所「マチグヮー」。しかし、大型商業施設の進出などが進み、以前の活気が失われつつあります。

さらに建物やアーケードの老朽化などの問題も抱えていました。那覇市が4月に公表した市民意識調査。その中で、マチグヮーに行く頻度について3割近くの人が全くいかないと回答。年に1~2回と回答した人と合わせるとおよそ7割の人がほとんど行っていない状況に。

マチグヮーに再び元気を サンライズマーケット

那覇市のサンライズなは商店街も以前は栄えていましたが、近年では客足が減り活気が失われつつあります。しかし、そんな商店街にある変化が起きていました。

「シャッターを閉めているお店も目立つこちらの商店街しかし、第二日曜日になると(イベントの日に入れ替わり)ご覧のように多くの人でにぎわっています」

普段とは違い多くの人で賑わう商店街。この日は月に一度行われている「サンライズマーケット」というイベントの開催日。毎月第2日曜日に開催されており今回で20回目の開催となりました。回数を重ねるごとに出店者数や来場者数も増加しています。

マチグヮーに再び元気を サンライズマーケット

主催者・護得久さん「サンライズなは商店街が30年前一番盛り上がっていたところが今一番元気がないというところで、なにかできませんかとお話を受けたのがきっかけ」

商店街を盛り上げたいと始めたこのイベント。参加していた店には、県内で作られている野菜やおいしそうな食べ物の数々が並びます。さらに工芸品など、あらゆるジャンルの商品が並びます。

店を出していたのは普段、県内の別の場所で営業している店舗がほとんど。実は、そこに別の狙いがありました。

護得久さん「県内いろんなところでまだまだ埋もれたと言いますかPRできていないいい物でありいい食べ物とか料理を売っていらっしゃる方がたくさんいるので」140055~140100(5秒)「PRの場所、お客さんと直接触れ合える場所を作りたいなと」

来場者に話を聞いてみると。観光客「いろんなものが見られるので楽しいです」恩納村から来た女性「いろんなお店が知れるのでまたそういうところにリーフレットもらっていこうかなと思う」新しい店と出会うことができるこのイベントが始まってから、普段の商店街の様子にも変化が現れていました。

お店の人「(イベントは)とてもいい影響を与えてますね」「普通の日も人が多く感じられますね」

マチグヮーに再び元気を サンライズマーケット

護得久さん「知名度であったりこのエリア全体の盛り上がりに少しでも貢献できるのではないかという意味では日常に対しても多少なりともという気持ちでいます」

かつての県民生活を支え続けてきたマチグヮー。このイベントが以前の活気を取り戻すきっかけになるかもしれません。