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北斎が描いた琉球八景展

江戸時代を代表する浮世絵師・葛飾北斎が琉球王国時代の風景を描いた「琉球八景」。貴重な作品が、浦添市美術館で公開されています。

「琉球八景」は浦添市美術館所蔵の作品で現在の那覇市泉崎や久米など県内8カ所の風景が描かれています。しかし、葛飾北斎が実際に琉球を訪れたという史実は確認さておらず、中国の冊封使が記した報告書の挿絵を参考に描いたと言われています。

現在の奥武山周辺だとされるこの絵には雪景色が描かれ、また泉崎周辺とされるこの絵の中央奥にはあるはずのない富士山が描かれるなど、北斎は当時、遠い異国だった琉球の姿を想像豊かに表現しています。

「琉球八景展」は5月12日まで開かれています。