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QABアナウンサーが県内各地を歩く「お散歩プラス」きょうは沼尻さんが散歩してきたんですよね。

沼尻キャスター「はい、私が訪ねたのは南大東島です。知らない文化や歴史が多くある島で、驚きの連続でした!」「南大東島につきました私は初めてやってきたんですがこの島は一体どんな島なんでしょうか?行ってきます!」

沖縄本島から東へ360キロ飛行機でおよそ1時間の場所に位置する南大東島。1900年に東京・八丈島の人々によって開拓され独自の文化や歴史があります。

冨士食堂!さっそく散歩…の前に!まずは腹ごしらえ!

お散歩プラス#12 南大東島編Part1

垣花さん「お待たせしました」沼尻キャスター「大東寿司と大東そばです。おいしそ~」垣花さん「大東そばというのは麺に特徴があるんです。南大東の海水を取ってその海水にこの島で取れた植物の灰を入れてかん水を作ります。その上汁を取って(小麦粉に)練りこんで仕上げているのでとてもコシがあります。」

垣花さん「大東寿司というのは島の家庭料理で八丈島から伝わってきたんですけど、最初に伝わってきた時はマグロの漬け寿司ですが南大東の近海ではサワラが良く取れるのでサワラで漬け寿司を作ったら現在はこれが大東寿司と言われるようになりました。」

沼尻キャスター「詳しいですね!南大東のことに」垣花さん「そうです、実は私この島の観光ガイドをしています。島では佳代さんと言われているので、色々と詳しく勉強させてもらっています。」

実この方店員さんではなく今回、案内してくれる島の観光ガイド垣花佳代子さんだったんです!ではさっそく南大東島のお散歩をスタート!

やってきたのは、戦時中に日本軍が国旗を掲げていたことからその名が付いた島が一望できる「日の丸山展望台」です

沼尻キャスター「こうやって見るとサトウキビが多いのもわかりますね(垣)今は収穫時期なのでほとんど収穫されたサトウキビ畑なんですけどだいたい6~7月にかけて島中にグリーンの絨毯が敷かれている感じですかね。」

お散歩プラス#12 南大東島編Part1

島の機関産業は「サトウキビ」。かつて収穫の際に活躍していたものがありました。

垣花さん「これがシュガートレインといって昭和31年までサトウキビを運搬するために使っていた蒸気機関車です右側が昭和58年までサトウキビを運搬する汽車として使われていたディーゼル機関車です。このような機関車で以前はサトウキビを運搬することがこの島で行われていました。」

サトウキビを運搬するための軽便鉄道で最盛期には島中に線路が張り巡らされていました。当時の貴重な映像からは島を縦横無尽に走るシュガートレインと人々の生き生きとした様子が伝わってきます。

お散歩プラス#12 南大東島編Part1

垣花さん「歴史の1つなのでね、子どもたちに伝えていきたいということで置かれています。」ちなみにこのシュガートレイン現在、観光資源として復活させる計画があり再び島を走り回る日が来るかもしれません!

続いては、絶景が見られるという鍾乳洞へ。垣花さん「この南大東島には100を超えるほどを洞窟が発見されているんですね。中でも一番大きな洞窟が星野洞という名前がついているんですけれども。去年ライトの不具合をすべて修繕してリニューアルしてさらにきれいに見られるように変わりました。」

ちなみに星野洞という名前はこの土地一帯が星野さんという方の畑があったからだそう。「東洋一の美しさ」とも言われる、鍾乳洞とは…!

垣花さん「すぐに広がって見える鍾乳洞になっています」沼尻キャスター「おーわぁ~すごい!」

お散歩プラス#12 南大東島編Part1

垣花さん「真っ白な鍾乳石わかりますかね 細長いこれ実は中が空洞でストロー上になっている鍾乳石なんですこういう鍾乳石はなかなか国内でも珍しいものになっています。」

さらにひだ状の鍾乳石「ケーブカーテン」や数多くの真っ白な鍾乳石など、星野洞ならではの光景を見ることができるんです。

垣花さん「まさかサトウキビ畑の下がこんなに広がっているとは誰も想像つかないと思います。」

自然の力に驚きと感動を覚えたところで今回はここまで!また次回、第2弾をお楽しみに!