さて、シリーズでお伝えしていた「7人の知事」復帰以降誕生した7人の知事の足跡を伝え、沖縄が今も抱え続ける問題を考えました。

きょうはきのう当選を決めた「8人目の知事」をお送りします。

8人目の知事 玉城デニー

玉城デニーさん「これ以上もう新しい基地は造らせないというその言葉を思いを本当に命を削って全うしようとしたということが多くの県民の皆さんの気持ちにしっかりと宿っていたという風に思いますし、この気持ちが私に後押しをしていただいたのではないかというふうに思います」

沖縄県8代目の知事、玉城デニー。

8人目の知事 玉城デニー

玉城デニーさん「母の故郷である伊江島は、まさに私のアイデンティティがはじまった場所だと思います。先祖への感謝への心を込めて、伊江島からはじめさせて頂きたい。みんなで手を取り合いながら生まれてくる命を大切に育んでいく。生まれる前から差別など存在しない。本当の沖縄のちむぐくるを政治で実行したい」

沖縄戦の激戦地であり戦後沖縄の土地闘争の象徴ともなった伊江島を古里に持ち父がアメリカ人、母は日本人という自身の生い立ちもまた、戦後沖縄を象徴する存在でした。

玉城デニーさん「とぅーぬいーびや、いぬたけやねーらん」

「10本の指は同じ長さでも、同じ太さもでもない。」育ての母から教えられたその言葉は亡くなった翁長知事の遺志を受け継ぐという思いと繋がる言葉でもありました。

8人目の知事 玉城デニー

玉城デニーさん「翁長雄志知事はそのことをイデオロギーよりアイデンティティという言葉に込めましたイデオロギーはそれぞれの考え方、思想信条です。それをお互いに尊重する、決して分け隔てするものではない。しかし、イデオロギーだけで解決できない問題が生じたとき、私たちは何を持ってお互いを理解するその根本的なものを持てるのか、それがアイデンティティ」

8人目の知事 玉城デニー

玉城デニーさん「つまり私たちは、沖縄のためなら、沖縄の将来のためなら、沖縄の子どもたちのためなら、思想信条を乗り越えて、右も左も関係ない。富める人も、貧しい人も関係ない、みんなで一つになって、大きな力を発揮することができる。れが翁長雄志知事が残してくれた、未来への確かな遺言だと思います。」

激戦の末に誕生した8人目の知事もまた日本とアメリカという大きな力と向き合うことになります。

玉城デニーさん「翁長知事がしっかりと築いていただいたこの礎を継承し、さらに礎を積み上げていって多くの県民の皆さんとともに希望へと進んでいくその発展をしっかりと翁長知事に約束したいと思います」