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「中学生暴行動画」で調査委が中間報告

1月に沖縄市の男子中学生が同級生に暴行される動画がインターネットに広まった問題で、外部の専門家を交えた調査委員会が24日に中間報告をし、「学校側に認識の甘さがあった」と指摘しました。

この問題は1月、沖縄市の男子中学生が一方的に暴行される動画がインターネットで広まり、去年(2016年)5月にも別の男子中学生が暴行される動画が撮影されていたものです。

24日、沖縄市で開かれた会見で、平田幹夫調査委員長は、去年5月の暴行について、「学校が十分な聞き取りと指導を行っていれば、暴力行為と動画の撮影を把握できた可能性がある」と指摘し、「指導が十分になされていれば、1月の暴行を防ぐことができた可能性がある」と報告しました。

また、「一番強く感じたことは、これまでのいじめ被害生徒の物理的苦痛と精神的苦痛に加えて、精神的苦痛がインターネットを介して継続的に与えられる可能性がある。そのような状況に対して、学校、保護者、教育委員会がどのように迅速に対応していけばいいのかを早急に検討する必要があるということです」と述べました。

調査委員会は、7月をめどに最終報告をまとめることにしています。