初のDNA鑑定による県民特定につながるか

身元が判明すれば、DNA鑑定による初の沖縄戦で犠牲になった県民の遺骨の身元が特定されます。

「宮城」と掘られた万年筆と女性用とみられる腕時計。2016年12月、糸満市で見つかった沖縄戦当時の遺留品です。周辺からは、大たい骨やすねの骨など歯がない2体の遺骨も見つかりました。

3月14日、県に遺骨のDNA鑑定を要請したのは「ガマフヤー」の代表・具志堅隆松さんと遺族かもと名乗り出た県内に住む2家族です。

要請では、国のDNA鑑定の対象が歯がある遺骨に限られていることから、腕や足の骨などを使った鑑定を求めました。

親族と名乗り出た山内勝美さんは「一番辛かった沖縄県ですので、力を入れて係の方は大変でしょうけど、何か一歩前進するといいと思います」と鑑定へ期待を寄せました。

県の担当者は「鑑定に向けて国との調整を進めたい」と答えました。

遺骨が親族と鑑定された場合、戦後72年にして初めてDNA鑑定で身元が特定されることになります。