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粟国島 航空機事故「パイロットの知識一因」

2015年に粟国空港で起きた航空機事故を巡り、運輸安全委員会は12月15日、パイロットの知識不足が事故の一因とする報告書を公表しました。

この事故は、2015年8月に第一航空の旅客機が滑走路を外れ、フェンスに衝突、乗員・乗客14人が軽傷を負ったものです。

報告書によると、事故は前輪が右に傾いたまま着陸したことが直接的な原因で、その要因として操縦していた副操縦士が事故機のシステムや状況をよく理解できていなかったことや、不測の事態にもかかわらず機長が操縦を代わらなかったなどが事故につながったと結論付けています。

運輸安全委員会では、会社側が適切な訓練を実施していなかったことが事故の背景にあるとして、第一航空に訓練体制を改善するよう勧告しています。