2016年の春から糸満市内の小中学校の平和学習で使用する戦争体験者の証言を盛り込んだQAB制作のドキュメンタリードラマの撮影風景でした。戦争を二度と繰り返さないように…。その願いを込めたドラマを紹介します。

このドラマは糸満市教育委員会の委託を受けてQABが制作。これまで戦争を体験したお年寄り、30人の証言を収録していて、先日の土曜と日曜には市内の激戦地などで撮影を行いました。ドラマにはひいおばあさんと父親、小学6年の息子の3人の配役が出演。

男の子がひいおばあさんの行動に疑問を抱いたのをきっかけに父親と一緒に戦跡をめぐり、沖縄戦について学んでいきます。

撮影は、摩文仁の住民が隠れていたという自然洞窟壕や、魂魄の塔、白梅の塔、平和の礎などで行いました。主人公を演じた糸満市内の小学校に通う大城就君は、初めて演技に挑戦しました。

また、ひいおばあさん役を演じた瑞慶山三枝子さんは、自らも幼い時に市内で戦火を逃げ惑い、一緒にいた母親を亡くしていて、母親のことを想い、時折涙をぬぐいながらの演技でした。

インタビューに瑞慶山三枝子さんは「いろんな走馬灯のように胸がいっぱいでごめんなさい。戦争はどうしてもやってはいけない。子どもたち、孫たち、みんなが平和に過ごせるように、一番の想いなんです。」と話していました。

また、大城就君は「今は豊かだけど、昔は悲惨な出来事ばかり起きているなと思いました。まずはけんかをなくしたいと思います。」と話していました。

ドラマは、2016年4月以降、糸満市内の小中学校で活用されます。