辺野古の埋め立て承認取り消し決定を前に、県が沖縄防衛局の主張を聞く「聴聞」の手続きが7日終了しました。聴聞は、翁長知事が表明した埋め立て承認取り消しに向け、沖縄防衛局の主張を聞くために開かれましたが、7日、沖縄防衛局は出頭しませんでした。

久田記者が「12時の鐘が鳴った瞬間に、県の職員が続々と出てきました。聴聞が終結したようです」とリポートします。沖縄防衛局からは、取り消しは違法だとする陳述書があらかじめ提出されたのみで手続きは終了しました。

県側は、取り消しの決定前に防衛局の主張を聞く場をあえて設け、慎重に手続きを踏んだことで、今後想定される法廷闘争などで県側の正当性を印象付け、埋め立て阻止につなげたい考えです。

ここからは、取材にあたっている野島記者に聞きます。

Q.7日で手続きは終了したようですが、今後の流れは?

はい。手続きが終結したことで、この後の焦点は、翁長知事がいつ承認を取り消すかです。県幹部の話では、現在、県議会の開会中であることや、また今夜からハワイのイゲ州知事が沖縄を訪れるため、取り消しは連休明けの来週になるとみられています。

Q.国の出方はどうなりそうですか?

はい、これについて菅官房長官は7日の会見で、次のように話しています。

菅官房長官「聴聞については、書類でもいいと書いていたから、手続きに基づいて提出した。速やかに手続きが済み次第着工していくのは、まさに(普天間基地の)危険除去、まさに閉鎖に向けて、これは米国と約束をしていること。」

はい。このように政府はこれまでの姿勢をまったく崩していません。今後、知事が承認を取り消しても沖縄防衛局は即座に、国土交通省に対して、取り消し処分の「執行停止」や「無効」を求めるとみられています。

この先、政府との対立がさらに際立つと見られますが、県庁内部では、「訴訟も含めて、想定できることには、しっかり備えている」と強気の姿勢を崩していません。

聴聞の手続き終結 知事決断は来週?