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続いてはラグビーです!身体の大きい選手がやるスポーツ。というイメージが強いラグビーですが、実は体の大きさは関係なく、どんな体格の人でも楽しむことができるスポーツなんです!沖国大のラガーマンを取材しました!

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走る!投げる!蹴る!当たる!飛ぶ!スポーツにおける全ての動作を必要とする、ラグビー!

彼らは、沖縄国際大学ラグビー部の選手達。今年から九州学生1部リーグに県内で唯一参入しています。部員数22人と、1部リーグでは最も人数が少ないチームでもあります。

九州学生リーグは、1部から3部まであり、それぞれ1部2部が8チームずつ、3部も合わせると合計39チームあります。沖国大ラグビー部は、おととし3部で優勝し2部リーグへ昇格。更に昨年は1部リーグへと昇格し、着実に力を付けてきました。

ラグビーをやるほとんどのプレーヤーが、がっちりとした大きな身体、というイメージが強いと思いますが、そんなこともないようです。

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古波蔵勇太選手「身長は152センチです」

沖国大4年、古波蔵勇太選手。県内の大学チームでは、最も小柄な選手です。大きなプレーヤーが多い中、体格を活かした俊敏なプレーを得意としています。

古波蔵勇太選手「ラグビーを始めたきっかけは先輩の勧誘が怖くて無理やり入らされました。もう高校生活終わったと思って」

自分の意志とは裏腹に高校からスタートしたラグビー生活。実際に始めて見るとその楽しさに一気に魅了されました。

古波蔵勇太選手「一番体格が関係ないスポーツで、小さい人も大きい人もいて細身でもぽっちゃりっしていても誰でも輝けるポジションがある(みたいな感じの)所が魅力ですね」

ラグビーを始めた頃はハンデと思っていた身長。それも今では自信に変わっています。

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古波蔵勇太選手「誰よりも努力したっていう自信はあります」

誰よりも力をつける為に、ランニングや筋力トレーニングに明け暮れ、自主練も欠かしませんでした。

新垣吉紀監督「一番の努力家ですね。非常に真面目に取り組んでいます。一番の努力家ですね」

松門夕介主将「古波蔵は人一倍努力していて僕キャプテンなんですけど正直古波蔵が引っ張っていってくれている部分も沢山あって頼りになる同級生です」

川上裕司選手「古波蔵は毎日練習終わった後も自主練も欠かさないでみんなが帰った後も一人でパス練とかして頑張っています」

古波蔵選手は、努力で得た自信を力に変え、学生生活最後の部活動に励んでいます。

そして昨日迎えた九州学生1部リーグ、初戦。対するは、春の大会で60点差もつけられ大敗した、日本文理大学。1部リーグ初勝利を目指し、メンバーも気合が入ります。

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古波蔵選手のポジションは、スクラムハーフ。パスでつなぎ、動き回ることで攻撃のリズムを作る役目を担います。

古波蔵勇太選手「相手はみんな大きいので自分の俊敏性というかちょこまかしてチャンス作ってトライに繋げられたらいいなと思っています」

試合開始前半5分、沖国大が見せます。8番井上政貴(かん)ののトライで先制すると、その5分後。1番本村幹(もとむらまさき)のトライで更に5点を追加します。

その後、スクラムハーフとして動きまわる古波蔵にアクシデントが襲います。怪我負傷

しかし、治療を受け、笑顔でグラウンドに戻る古波蔵。メンバーもそれに答えるように、更に追加点を挙げ、前半34分で、17点差をつけます。

ところが、一度得点を許すと流れは日本文理に。後半は、勢いが止まらない日本文理の猛攻を受けます。日本文理連続得点

最後まで諦めない古波蔵は、小柄な体格を活かし俊敏な動きで果敢に攻めたてます。

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古波蔵勇太選手「自分が足止めたらゲームの流れが止まってしまうので絶対どんなことがあっても足止めないように」

敗れはしたものの、一部リーグの実力者相手に大健闘を見せました。

古波蔵勇太選手「大きい人が多いっていうイメージのスポーツなのでその中で身長小さくても通用してるんだぞみたいなのをラグビーやっていない人達にも見せて、ラグビーって誰でもできるスポーツなんだって教えてあげたいです。」

その人それぞれの体格に合ったポジションが与えられるラグビー。沖国大の今後の活躍に期待します。以上スポーツ部でした。