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大型で強い台風9号は発達しながら北上を続けています。本島地方と先島諸島ではこれから10日にかけ、大荒れになる見込みで、暴風や高波に厳重な警戒が必要です。

大型で強い台風9号は7月9日の午後6時には那覇市の南およそ280キロの海上にあって1時間に20キロの速さで北西に進んでいるとみられます。中心気圧は960ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートルで、中心から半径190キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。

台風9号は今後さらに発達しながら北西に進む見込みで、本島地方は9日の夜遅くから10日の未明、先島諸島では10日の明け方から昼前にかけて最も接近する見込みです。

気象台では、本島地方と宮古島地方、八重山地方に暴風警報を出して厳重に警戒するよう呼びかけています。

この台風で空の便は9日午後4時の時点で、那覇を発着する国内線が、航空各社合わせて226便が欠航、2万3千人以上に影響が出ています。海では沖縄本島と離島各地を結ぶ定期船もすべて欠航しました。

また、沖縄本島の路線バスは9日の午後7時以降、出発の便から全線で運休となります。一方、沖縄自動車道は那覇から許田まで全線通行可能ですが、時速50キロの速度規制が敷かれています。

また、沖縄都市モノレールは9日午後7時30分那覇空港発、午後7時36分首里駅発の便を最後に運休します。10日の運行は今後の台風の動きを見て検討するということです。また、県内ではこれまでに宮古島市で散歩中の男女4人が高波を受けて転倒しけがをしたほか、豊見城市内で2人、宜野座村で1人と合わせて7人がけがをしています。