※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
15-04-28-007

那覇市若狭に建設が進められてきた龍の柱・龍柱の工事がストップしている問題で、那覇市の臨時議会が開かれ、4月28日、請負業者が参考人として呼ばれました。業者は、法廷闘争も辞さない構えを見せました。

那覇市は、中国・福州市との友好都市締結30周年を記念して、那覇クルーズターミナル前の公園に高さ15メートル、幅3メートルの龍柱の設置作業を進めてきました。しかし、設計変更などが重なり、予定していた3月までに完成せず、現在、工事はストップしています。当初の総事業費2億6700万円の内、2億1300万円は一括交付金を活用する予定でしたが、工事が年度内に終了しなかったため一部を繰り越すことが出来なくなりました。このため那覇市は、臨時議会で一般会計から1億296万円を支出するための補正予算案を提案しました。参考人として呼ばれた業者は、「変更に次ぐ変更が遅れの一番の原因だった」と説明し、次のように述べました。「私どもはそれ(話し合い)が受け入れられなければ、裁判に出してもやる覚悟で思っています」

これに対し、城間那覇市長は28日の会見で、訴訟に関するコメントは避けた上で龍柱の意義を強調し「本市のランドマークとしての建物になるということをしっかり理解していただいて、今後の龍柱の存在をアピールしてご理解いただくように努力させて頂きたいと思います」と話しました。

龍柱の建設を続けるための1億円余りの補正予算案は、5月1日の臨時議会最終日に採決される予定です。