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15-02-11-05

ハワイ在住の日系人たちが語った戦争体験を伝える資料展が、11日から那覇空港で開かれています。これは、沖縄戦を経験した日系2世を中心に、ハワイ在住の20人の戦争体験者による貴重な証言を、多くの人に伝えようと沖縄県平和記念資料館が企画したものです。

アメリカ陸軍情報部に所属していたというタケジロウ・ヒガさんは茂みに隠れていた老婆と少女に向かって危うく発砲しそうになったことや、ヒガさんが沖縄で暮らしていた当時の恩師が捕虜となり、その人に尋問をした記憶などを振り返っています。

このほか、沖縄でガマに潜む人に投降を呼びかけたハロルド・オクムラさん、終戦後に自殺未遂を起こした東条英機元総理の収容先の病院で通訳を担当したというトム・ヤマダさんの証言など、日本とアメリカとの間で戦争を体験した人々の貴重な証言に触れることができます。

那覇での展示は今月15日まで。そのあと、東京や横浜など県内外でも開催されます。