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宮古島で、ちょっと珍しい植物が顔をのぞかせています。

丸い頭に手を広げたような姿が、まるでこびとが立っているようにも見えるのは「リュウキュウツチトリモチ」。海岸近くの林で、冬の訪れを告げるように顔を出しています。

キノコの仲間にも見えますが、ほかの植物の根から栄養を吸収して育つ寄生植物で、国内では沖縄から南に自生します。薄暗い林の中に生えることから人目に触れることが少なく、県のレッドデータブックで準絶滅危惧種に指定されています。

土から顔を出しているのは花で、甘い香りを放ち、アリなどを誘います。

薄暗い林の中を可愛らしく彩っていました。