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沖縄の代表的なお土産としてあげられる琉球ガラスですが、最近ではあらたな発想で生まれた、様々なシーンで輝く作品を見ることができます。琉球ガラスのいま。川村アナウンサーが取材しました。

色鮮やかに輝く琉球ガラス。明治時代から受け継がれる沖縄を代表する伝統工芸品です。息吹きを吹き込み生まれる芸術は、職人たちの手によって様々な形に生まれ変わっていきます。

それは、これまでのコップや器だけではなく、七色の琉球ガラスにふさわしく、いろいろなものへ姿を変えています。時にはランプに。ガラスが生み出す冷たさや温かさを表現しながら、美しいガラスの彩りがその場を照らします。そして時にはアクセサリーにも。

那覇市にある、ネイルサロン。ここでは琉球ガラスを使ったネイルが体験できます。

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神谷さん「お皿とかコップなどの琉球ガラスを爪に埋め込んでいるので、初めての体験だと(お客様に)すごく喜んでもらっています」

他にはない沖縄らしいネイルを提供したいと、試行錯誤しながら一人ではじめたお店。ネイリストの神谷さんは、琉球ガラスに魅せられた一人です。

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神谷さん「観光客のお客様って琉球ガラスを知っている人がほとんどなので、帰っても沖縄を味わえる、みたいな」

色とりどりの細かく砕いた琉球ガラスを爪にのせ、上からコーティングしていきます。

琉球ガラスが生み出す可能性は、こんなところにもありました。

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人生の新たな一歩を踏み出すバージンロード。琉球ガラスで彩られた透明感ある美しい青が、窓越しに広がる海へと続いています。

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平良さん「琉球ガラスの魅力は、自分の思いがガラスは活かせるから自分は形にしたいものを形にもっていけるのがいいです。もう1回作ろうとしても同じものは出来ないと思うんですよね」

バージンロードの制作に携わった、平良さん。糸満市のガラス工房で琉球ガラスを作っています。

平良さん「作りながらお客さんがどういう思いをするだろうとイメージしながら。モノづくりは喜んでもらう感動してもらうそういう思いでみんな作って思います」

30人のガラス職人が働く、琉球ガラス村。ここでは数人の職人たちが一つのチームになり、それぞれ役割を担い、一つの作品を作り上げます。

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宮城さん「一人一人がガラスに対する熱い思いを持っていますので、拘りを持ってガラスに対して仕事しています」

お客さんの喜ぶ顔が見たい。そんな思いで平良さんのチームは、新しい作品に挑戦しました。

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マジカシ店長 米澤さん「お店のコンセプトとして沖縄県の良い所を観光客とかアジアの観光客さんに紹介したいというのがあって。やはり琉球ガラスは沖縄の伝統文化なのでインパクトあるのをお店の中に置きたいなと思いまして、シャンデリアを配置しました」「沖縄を直で感じられるというか見た目で沖縄らしいっていうのでこの琉球ガラスにして良かったなと思っています」

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一枚一枚違う表情を見せる、琉球ガラスのシャンデリア。職人たち一人一人の思いが様々な色や形に彩られています。

上村さん「沖縄の澄んだ空気と光を取り入れた場合沖縄の琉球ガラスは良い色を持つじゃないですか。そういう良い所を感じて作りましたね」

デザインを担当した、上村さん。

上村さん「初めての仕事なもんですから試行錯誤は多かったです。自信はありましたよ、そばには優秀な職人がおりましたしね。やっぱりものを作るというのはチームで共同作業というのはお互いに信頼を持ってやれば形は作れる」

デザイナー、そして職人たちの琉球ガラスへの思いが形になり、出来上がったシャンデリア。

平良さん「みんなの力がないとね新しい挑戦はできないし、みんなが心を一つにして挑戦した結果、素晴らしい物ができた上がったんじゃないかなと思います」

琉球ガラスの新たな可能性を信じた平良さん達職人の夢と挑戦はこれからも続きます。

平良さん「琉球ガラスはまだまだこれからですので、是非みんなに見てもらいたい」