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家畜の伝染病の中でも最も警戒すべき疾病ともいわれる鳥インフルエンザの流行拡大をいかに防ぐか、その対策を確認しようと県庁で防疫演習が行われました。

演習には、県庁職員や、養鶏農家などが参加して行われ、まず、鳥インフルエンザに関する基礎知識や、対策方法などの説明を受けました。

鳥インフルエンザは、例年この時期から流行し始め、人や農家に大きな打撃を与えるだけでなく、人への感染や風評被害などの問題も含んでいて、2011年宮崎県で発生した際には、101万2000羽が処分され、およそ100億円の被害が出ています。

その後、実際に鶏を使った処分の訓練が行われ、掴み方や鶏に似せた人形を使って、二酸化炭素による安楽死の方法を確認していました。今のところ鳥インフルエンザ自体はヒトへの感染の可能性は低いももの、突然変異によりヒトからヒトへ感染する新型インフルエンザになる可能性もあることから、日ごろから対処訓練を行うことが重要だということで、参加者たちは、もしもの事態を想定して真剣に取り組んでいました。

次回の演習は2014年1月宮古島市で、口蹄疫をテーマに行われる予定です。