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23日の満月の夜、宮古島市の海岸ではオカガニが海に放卵する様子がみられました。

23日、日が暮れて大きな月が上るころ、池間島の海岸の岩場には腹に無数の卵を抱えたメスのオカガニが集まってきました。

満潮からおよそ1時間、オカガニは潮のひき始めた砂浜に1匹、また1匹と移動します。波が引くのにあわせ親ガニは体を揺さぶり、卵をふ化させ、ゾエア幼生と呼ばれるカニの子どもたちを海に放っていました。

夏の風物詩ともなっているオカガニの放卵。この日は多くの家族連れが海岸に訪れ、夜の海で繰り広げられる神秘的ないのちの営みに見入っていました。