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教科書を通して、戦時中の日本が子どもたちをどのように教育したのかを紹介する企画展が、平和祈念資料館で開催されています。

企画展には、国民学校で使われた教科書や学校生活を写した写真など、100点あまりが展示されています。

当時の教科書からは、兵士は英雄で、国のために命を捧げることが、何よりも尊いことだと教えていた軍国主義教育や満州事変について、中国軍の方から攻撃を始めたと記述するなど、正しい情報を伝えずに戦争を拡大させていった情報統制の実態などを知ることができます。

平和祈念資料館の平田守学芸員は「当時の日本の社会がどうだったのか。戦争に向けて国民が総動員されていった仕組みなどを、子どもたちが学んでもらえればと思っています」と話します。

「戦争と教科書」展は、7月7日までです。