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切り出した漆を貼って立体的な模様を作りあげる琉球漆器独特の技法「堆錦」で作られた作品の展覧会が22日から浦添市美術館で始まりました。

会場に並ぶ多くの作品のなか、ひときわ目を引く壁飾りは琉球王国時代に使われていたとみられる梅の花と鳥の模様。中国の花鳥画の影響が当時の琉球まで及んでいたことが分かります。

22日から浦添市美術館で始まった展示会にはこのような琉球漆器独特の技法「堆錦」の作品が集められています。

時代によって表情を変えてきた漆器。明治時代には那覇市の波の上宮やパイナップル、また、戦後アメリカ軍人が使ったという葉巻入れや、依頼を受けて作られたリアルな戦車のアルバムカバーなど、それぞれの作品を通して時代の移り変わりを感じることができます。

展示会は、3月17日までです。