※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

キャンプハンセンに隣接する金武町の飲食店業者らは、アメリカ軍が実施している基地の外での飲酒禁止措置などを解除するよう働きかけてほしいと儀武町長に要請しました。

11日、金武町役場には社交飲食業組合のメンバーが訪れ、アメリカ兵に対する基地の外での飲酒禁止措置などを解除するよう働きかけてほしいと儀武町長に要請しました。

金武町新開地地区の飲食店は、アメリカ兵による事件に端を発した10月の夜間外出禁止令と12月から始まった基地の外での飲酒を禁止する措置で客足が遠のき、売り上げは9割近くも減っているということです。

飲食業組合によりますと10月以降、8店舗が休業し、1店舗が廃業したほか、週末だけの営業に切り替えた店もあるということです。

飲酒業組合の山川副組合長は「僕たち1店舗1店舗で声をあげても禁酒令を解く力はないので、みんなの声を伝えたいと思いました」と苦しい心境を語りました。

また金武町の儀武町長は「国同士で決定した事項もありますので町で何ができるかというところを考えないといかんということですね」と話しました。

アメリカ軍人による犯罪やオスプレイによる訓練など、アメリカ軍がらみの課題が山積するなか、基地の町の苦悩は深まっています。