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沖縄を訪問中の天皇皇后両陛下は20日、滞在最終日を久米島で過ごされ、海づくり大会関連行事の全日程を終えられました。

今回が初めての訪問となる久米島で、両陛下は県の海洋深層水研究所を訪れました。この研究所では島の沖合2300メートル、水深612メートルから汲み上げた栄養分の多い海水を使い、海産物の養殖を研究していて、両陛下は海苔の成長の様子やクルマエビの養殖プールなどを見学されました。

魚類学者でもある天皇陛下は興味深げにクルマエビをながめられ「久米島での生産はどのように始まったのですか」と質問されると、山本隆司所長は「以前は本土から持って来ていましたが、いまは養殖し、ここで産卵させています」と答えていました。

両陛下は20日午後4時前の特別機で久米島を離れ、東京に戻られました。