※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

2011年の東日本大震災の教訓を生かし、災害に強いまちづくりを目指すフォーラムが、9日那覇市で開かれました。このフォーラムは、沖縄での津波対策を念頭に、防災拠点の構築を提案するものです。

琉球大学の仲座栄三教授は、東日本大震災で多数の犠牲者を出した南三陸町では、海抜20メートルの地点まで津波が押し寄せた例を紹介。那覇ではほとんどの地域が海抜5メートル以下であることを挙げ、「高台に位置する識名霊園が、防災拠点になるのでは」と提言しました。

また、沖縄大学の吉川博也名誉教授も、那覇市民を対象に行った墓の移転について、公的な利用で代替地が準備されていれば、84%が同意するとしたアンケート結果を紹介。識名霊園を移転して防災センターを設置するよう提案しました。