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めざせ甲子園、4校目のきょうは浦添商業です。大会注目の2枚看板を擁し、ことしも有力校の一角を担うチームですが、課題は打撃力。ふんばって夏に挑みます。

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去年8月、新チームで初めて望んだ新人中央大会を制した浦添商業。続く秋・春とシード校入りを果たしたチームは。今年も大会注目の有力校の1つ。

早速、戦力分析でその実力に迫ります。チームを支えるのは大会屈指の2枚看板を持つ投手力。

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去年の夏からエースを務める宮里泰悠は4つの変化球とストレートを武器に打たせて取るピッチングで、今年もエースを狙います。

宮里泰悠投手「(去年の夏)とっても悔しい思いをした。この夏は絶対に悔しい思いをしないように」

春、球速も目標だったマックス140キロに到達。スピードにも磨きを掛けた彼に刺激を与えたのは、秋、急成長の照屋光の存在でした。

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照屋光投手「宮里とは小学校、中学校と一緒。(宮里は)小学校からずっとエースで、頼りがいのある存在なんですけど、高校になってからはライバル目線で見るようになって」

去年の夏はベンチ入りさえできなかった照屋ですが、秋の大会、腰痛で本調子でない宮里に代わって主力を務め、なんとマックス147キロを記録。

宮里投手「自分は外野で出たりしたんですけど、これはやばいなって思いました」

照屋投手「(Q:スピードアップの要因は?)入学当時はぽっちゃりで太ってたんです。夏のトレーニングで一気に(体重が)10キロ落ちて。(冬場に)背筋や上半身を鍛えて、それからスピードがどんどん出てくるようになりました」

一躍ドラフト候補にも名前が挙がる存在にまで成長しました。

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本格派の宮里に、速球派の照屋を持つ投手力の評価は自信の4.5点です。守りの印象が強いチームですが、課題は3.5点の打撃力。

新人中央大会優勝で最高のスタートを切ったチームですが、続く秋はあと一歩で九州大会を逃し、春は沖水に完封負けでベスト8止まり。

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内間滝介主将「(秋と春は)反省だらけの2つの大会でした」

宮良高雅監督「何で中途半端なところにくるんか、中途半端な走塁するんだ?」

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名門野球部で去年初監督を務めた宮良監督も、就任2年目の今年は声高に「つなぐ野球」を求めます。

宮良監督「周りに負けない打力をあげることが課題なのは目に見えてますので」

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そしてチームは夏を前に思い切った策にでました。

通常は冬のトレーニングで行う振込みですが、今でも毎日1000スイング実施。春、変化球への対応に課題を見つけたチームは、それに対応できる体の軸を作りこもうと、あえて原点に戻っています。

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当真寿斗内野手「振り込んできたので、スイングスピードには自信持っています」

そして4月、北那覇大会で秋・準優勝の興南に勝利し、手ごたえをつかんだ浦添商業。秋と春のくやしさを胸に、さらに磨きをかけた浦商野球で夏の頂点を目指します。

当真内野手「挑戦者のつもりで、下から泥臭い野球で勝ちを意識してます」

内間主将「4つのシードどこに当たっても絶対勝てるように」

宮里投手「最後にみんなで笑って終われるように一生懸命やりたいです」

『この夏絶対甲子園いくぞ!』

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