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医師らが直接救急現場へと向かうドクターカーの運用が浦添総合病院で始まりました。救命率の向上、後遺症の軽減に期待が寄せられています。

ドクターカーは心肺停止が疑われる場合など、一刻も早い医療措置が必要な場合、消防本部が病院に出動を要請し、医師や看護師らが急行、救急車と合流し医療行為を行います。

救急車で出動する救急救命士には医療行為の制限もあることから、医師が直接現場に行き初期診療をいち早く行うことで、救命率の向上や後遺症の軽減を図ることができます。

ドクターカーの導入は県内で4例目、運用開始は来月2日で、浦添総合病院では専任体制を取って運用に力を入れたいとしていています。

浦添総合病院救命救急センターの野崎浩司副センター長は「現場で心肺が停止した患者に対しての1ヶ月生存率、病院に来たけれども1ヶ月生き延びれるかどうかぎりぎりのところの患者がたくさんいます。医療が現場に行くことで全国平均の2倍以上、こういったものを導入した施設ではいい結果が出ています」と話しています。

当面は、浦添と宜野湾消防本部管内での運用となりますが、要請に応じ対応を検討していくということです。