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第32軍司令部壕説明板の問題で17日に緊急学習会を開いた平和団体などのメンバーが文言復活を求める要請書を、19日、県に提出しました。

要請には、平和団体など10団体が参加。沖縄戦体験者や研究者など、17人が緊急学習会で決議したアピール文を県に手渡しました。

参加者の一人は「これまで証言されてきた戦争体験者の思いや沖縄戦研究の成果を否定するもので、到底ゆるされるものではありません」と要請文を読み上げました。

参加した戦争体験者らは口々に「沖縄戦の事実を伝えて欲しい」と悲痛な思いを訴え文言の削除の撤回を求めました。

これに対し、環境生活部の原田課長は、「検証が十分ではないものを記載するのは適当ではないと判断し、今回は記載しなかった、撤回は難しい」と答えると、参加者が「詭弁だ」と県に詰め寄る場面もありました。

実行委員会は、今後も説明板の検討委員会をひらくなど十分な議論をするよう求めています。