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混乱を極めた教科書選定問題は5時間半の協議の結果、多数決で決定です。来年度以降に八重山地区で使用される中学校公民教科書は8日、地区の教育委員全員で協議した結果、東京書籍版の教科書が選ばれました。

8日の教育委員全員が集まった協議には県教育委員会もオブザーバーとして参加。5時間半の協議の中で全員の合意は得られず、多数決の結果、協議会の答申した育鵬社を否決し、東京書籍版が選ばれました。

石垣市教育委員会の仲本教育委員長は「あまりスッキリではないが、そういう状況で採決されたので、もう良しかなと思っております」と話し、また玉津教育長は「文部科学省が調査をして決めていく事でしょうから、国の指導に従うのは当たり前の話です」と話しました。

また県教育委員会・義務教育課の狩俣課長は「厳しい協議ではあったと考えております。しかし、ルールに基づいてしっかり結論を出していったというふうに理解しております」と話しました。

この結果に対し石垣市民からは「戦争を知ってほしい。80代、90代の人たちが、どういう生き方をしてきたんだねって」「今の教育長が勝手すぎる。みんな住民怒っている」といった声も上がっていました。