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7月から中国人富裕層に対して、有効期間内なら何度でも入国できる「数次ビザ」が発行されることになり、7日、その第一陣が沖縄入りしました。

7日午後、上海からの直行便で那覇空港に降り立った中国人旅行客。そのほとんどは、新たに発行されることになった数次ビザで入国しました。

このビザの最大の目玉は「最初の入国の際に必ず沖縄を訪れる」という条件がついていること。このような条件付きのビザは世界的に見ても極めてまれです。

中国人観光客は「数次ビザはとても便利です。今後日本に来るのが便利になります」「来年から東京とか沖縄とか来るつもりです」「きれいな所とかおいしいものとかたくさん食べたらまた来ますよ」と話していました。

実は5月に松本外務大臣が沖縄を訪れた際、沖縄からの要望を受ける形で、沖縄振興策の一つとして制度化されたものです。対象となるのは、大企業の関係者やその家族、いわゆる富裕層と呼ばれる人たちです。

このビザで入国すると、必ず一度は沖縄を訪れる必要があるため、地元関係者は新たなビザに期待を寄せています。

富裕層に期待する地元沖縄では「もちろん買い物!お買い物していただければ一番嬉しい」「沖縄に一回来た中国の方々がまた帰って、自国の方で沖縄よかったよって言って頂けたら、それがまた繋がっていくと思います」と話していました。

何回でも日本に来ることはできるものの、2回目以降は沖縄を訪問する必要がないため、沖縄振興の一助となるのかどうか、その効果は未知数です。