※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

1945年の沖縄戦当時、旧海軍の太田中将らが自決した豊見城市の海軍司令部壕で13日、慰霊祭が行われました。

慰霊祭には、1945年当時、海軍壕司令部の司令官だった大田実中将の遺族など県外から22人、県内からも100人あまりが参列して、厳かに進められました。

主催者の沖縄観光コンベンションビューロー平良哲会長は、「歴史の教訓を後世に伝えていくことの大切さを忘れません」と哀悼の言葉を述べました。

旧海軍司令部壕は、「沖縄県民斯く戦えり」という電文を残した大田中将など、多くの将兵が自決した場所で、そのうち正式に名前が分かっているのはわずかに5人ですが、この壕からは2400人もの遺骨が見つかっているということです。

参列者は慰霊碑に花を供えながら、平和への思いを新たにしているようでした。