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夏の県大会の前哨戦となる、県高校野球春季大会がきょう開幕しました。4月3日までの期間中、県内63校の球児が熱戦を展開します。ところで今年の春季大会は、あの東日本大震災を受け、違例の黙祷で始まりました。開会式の模様と、きょうの結果です。

県内63校が出場し、幕を開けた県春季高校野球大会。夏のシード権をかけた、球児達の春の戦いが始まります。

アナウンス「黙祷!」今年の開会式では、入場行進の後、東日本大震災で犠牲になった多くの命へ、黙祷が捧げられました。大会旗・校旗なども大会期間中は半旗を掲げます。

コザ高校・幸地啓太主将「犠牲になられた方々には心からご冥福をお祈りいたします。また、被災地の一日も早い復興を祈願しております」

選手宣誓の前に、コザ高校の幸地啓太主将が被災地へエールを送り、野球が出来る喜びをかみ締め、全力でプレーすることを誓いました。開会式の後行われた開幕ゲームは読谷対北谷。中部勢同士の対戦は、2対0、北谷のリードで迎えた終盤8回からドラマが始まります。

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8回の表、読谷の攻撃。デッドボールと送りバントなどで、ランナーを3塁に置くとバッターボックスは4番でエースの伊礼牢志。伊礼のあたりはセンターへの犠牲フライ。読谷がついに1点を返します。

しかし、そのウラ北谷もすぐさま1点を追加し、3対1、勝負の行方は決まったかに思われました。ところが、続く土壇場9回、読谷は再びチャンスをつくり、ランナー3塁。ここで、8番の打席には代打キャプテンの仲村誉士!右中間を破るキャプテンの値千金のタイムリーで1点を返すと、さらに1番知花和弥のタイムリーも飛び出し、読谷が同点に追いつきます。

試合は勢いに乗った読谷が延長12回にさらに1点を加え、4対3で逆転勝利を飾り1回戦を突破しています。このほか、きょうの結果はご覧の通りです

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