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東日本巨大地震は、沖縄で開催される予定だったスポーツにも影響を与えています。きのう予定していた、FC琉球初のホーム開幕戦はJFLが開幕を4月3日に延期しているため、FC琉球も、とりあえず今の予定では4月3日に開幕がずれ込みました。また、バスケットの琉球ゴールデンキングスも先週静岡での浜松戦が中止になっています。

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ハンドボールの(第35回)県高校春季選手権、第1回KBC学園杯は男子34校、女子24校が出場し、きのう3位決定戦と決勝戦が行われました。女子決勝は、黄色のユニフォーム那覇西と赤のユニフォーム浦添の対戦。両チームは、去年の九州選抜、県予選の決勝でも対戦、その時は、7点差で那覇西が勝利し、全国大会への出場権を獲得しています。

試合は、雪辱を誓う浦添を相手に、那覇西がスタートから速さを活かしたプレーで得点を重ねます。怒涛の攻めを見せた那覇西は、前半10分ほどで、8対1と大きくリードを広げます。しかし、このままでは終われない浦添、この後、1年生の10番、當間光らが4点を連取、8対5と巻き返します。

その後は追いつ、追われつの攻防が続き、前半は、15対12と、那覇西の3点リードで折り返します。しかし、後半に入ると、那覇西は10番上間莉奈など、多彩な攻めで浦添を引き離し,後半およそ残り15分で9連続得点、30対17とダブルスコア近い大差をつけます。結局最後まで優位を保った那覇西が大会2連覇を果たしました

この大会は、夏のインターハイ県予選のシード権もかかる大会。続く男子決勝は、こちらも全国大会への出場権を獲得している紺のユニフォーム興南対赤のユニフォーム具志川商業。具志川商業は、去年12月の選抜予選で、1回戦で敗れたチームとは思えない素晴らしい動きを見せます。

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しかし、興南は、キャプテン東江雄斗を中心に具志川商業を圧倒、じわりじわりと、点差を広げていきます。前半残り15分を過ぎて、16対7と興南が大量得点差をつけます。一方、一矢報いたい、具志川商業もスカイプレーを見せるなど会場を沸かせますが、興南は、守りも堅く、具志川商業に反撃の隙を与えません。

後半に入っても興南の優位は動きません。突破力が増した、7番東江の得点に加え、黒島監督が、全国大会への力試しを期待したという1年生の13番、比嘉や、14番松原らも活躍!王者の貫禄を見せた興南、38対19と具志川商業を寄せ付けず、大会2連覇です。

優勝した男子興南、女子那覇西ですが、3月25日に予定していた、全国選抜大会は、残念ながら、東日本巨大地震の影響で昨夜中止が決定しています。