※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

8日、沖縄を訪れた安住防衛副大臣は「日本の防衛拠点を北から南へ移動したい」と述べ与那国への陸上自衛隊の配備を強く示唆しました。

8日、昼前に沖縄入りした安住防衛副大臣は県庁で上原副知事とおよそ20分間面談。安住副大臣は「沖縄の基地負担の軽減に向けて小さなことを積み重ねていきたい」と語る一方で、尖閣問題に絡んで「これからの日本の防衛は北から南へのスイングをしなくてはならないと思っている」「陸上自衛隊を(先島地域に)駐屯するということが県民の皆さんにも受け入れて頂けるのであれば、私達としてはそのことについて来年度の調査費も含めて着々と準備はしたいと思っている。」と述べました。

これは、船や潜水艦の動きを監視するレーダー部隊の与那国島への配備を強く意識した発言で、配備計画の具体化を示唆したものとみられます。

また、安住副大臣は普天間基地の名護市辺野古への移設計画について「厳しい環境ではあるが何度も沖縄に足を運び県民の皆さんの理解を得たい」と述べ、政府として移設方針を変える考えが無いことを改めて強調しました。