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刑事事件として捜査する方針です。尖閣諸島沖で中国漁船が巡視船に衝突した事件で海保が撮影したとみられる映像がネット上に流出した問題で、海上保安庁は、8日現在、行なっている内部調査では限界があるとして、告発したことを明らかにしました。

衝突事件の捜査を行なっていた石垣海上保安部では8日も、午前8時すぎから映像流出問題に絡み職員への聞き取りなどを行いました。

この件で、海上保安庁の鈴木久泰長官は8日会見を開き映像は、石垣海保が那覇地検に提出した映像と同じであると認め被疑者不詳のまま国家公務員法違反と不正アクセス禁止法の容疑で、東京地検などに告発したことを明らかにしました。

会見で鈴木久泰長官は「内部調査では限界があり刑事告発して刑事手続きとして徹底的に捜査する必要があると判断したものです」と話しました。

一方、石垣海保が映像を提出した那覇地検も8日午前会見を開き、鈴木亨次席検事は「地検で保管していた映像情報が外部に流出した形跡は認められず、外部からの不正アクセスの痕跡はなかった」と発表しました。

誰が犯人かばかりに関心が集まっているようですが国がどのようにこの事を扱うのかが気になります。