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65年前、ひとりのアメリカ軍将校が当時の様子を知る資料をマイクロフィルムに記録していました。

「食事は一日一度」「野菜や海藻でしのいでいる」「助けてほしい」

65年前の11月、宮古島、平良町長からアメリカ軍司令官に送られた一通の手紙。潰れたタイプ文字で書かれた手紙は、ある海軍将校の手元に届けられました。

終戦直前に来日し、沖縄の初期占領政策に深く携わったジェームス・ワトキンス。彼は、沖縄占領にかかわる資料をマイクロフィルムに残し、この世を去りました。

その後、資料は沖縄の出版社から世に送り出されました。ワトキンスは、住民に対する人道的な支援を行ったとされる一方、「ネズミ(沖縄)は猫(アメリカ)の許す範囲でしか遊べない」という、「ネコ・ネズミ論」を唱えたことから、その評価は分かれています。

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榕樹出版社・武石和実社長「おそらく彼がいたことによって、軍による支配であるにしてもかなりソフトなものになったのではないかと思いますね。」

宮古島の窮状を訴えた手紙。この手紙が果たして司令官のもとまで届いたのかどうか、今となっては知る由もありません。