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仲井真知事は7日、アメリカ軍のヘリパッド建設が予定されている東村の高江区を視察し、住民たちと意見交換を行いました。

地元住民の意見を聞こうと3年ぶりに東村の高江区を訪れた仲井真知事。アメリカ軍の案内のもと、北部訓練場内にある民家からおよそ1キロと最も近いヘリパッドの建設予定地を視察しました。そして、この後、高江区の住民代表14人と意見交換を行いました。

北部訓練場返還の交換条件として、自分たちの小さな集落に新たな負担が押しつけられるという矛盾に対し、日頃から激しい騒音に悩まされ事故の不安を抱える住民たちは「地域の安全、安心を考えるとあまりにもN4地区は住宅地域に近い」「普天間飛行場が県内移設のたらい回しであれば、このヘリパッドは北部訓練所内だけのたらい回しです。返還される所からここに押し付けてくる、高江のすぐ近くに押し付けてくるという…」とあらためて怒りの声をあげていました。

これに対して知事は「心打たれる、気持ちのこもった意見を聞かせてもらった」と感想を述べたものの、今後の対応については「現実に(対応が)進んでいるものと、まだ十分でない部分あたりが、どれほど、県がお役に立てるかを帰って整理させてもらいたい」と曖昧にこたえるに留まりました。