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自民党の谷垣総裁は15日朝、仲井真知事と面談し、普天間基地の移設問題ではっきりとした方針を示さない鳩山政権を強く批判しました。

自民党の谷垣総裁は15日朝、仲井真知事と面談し普天間基地の移設問題や経済振興策について意見を交わしました。

この中で仲井真知事は「様々な県内移設の案が取り沙汰されているが、政府から何も情報が入ってこない」と不満を示し、谷垣総裁も「鳩山政権は無責任」と強く批判。「我々がやってきた過去の努力をめちゃくちゃにしておいてですよ」「これだけめちゃくちゃにしたならば、それに対して、しっかりした対応をお作りにならないといけない。批判しただけでというような議論は、この問題については私は受けつけません。」と話しました。

谷垣総裁は、普天間基地の移設先について「今後、政権を取り返した場合、辺野古の海を埋め立てる現行案に戻す可能性もある」と述べています。これに先立ち谷垣総裁は14日名護市辺野古を訪れ、鳩山政権が候補地の1つとして検討している「キャンプシュワブ陸上案」について地元の代表から意見を聞きました。

辺野古区の大城康昌区長は「普天間をそのまま、騒音もそのまま持ってくるような案はだめだと」「シュワブ陸上案については、断じて、我々は体を張ってでも阻止するという気持ちである」と話しました。

それに対して谷垣総裁は「私は、(シュワブ陸上案は)今まで検討してきて、その結果、うまくいかないと判ったものを、今さら出してくるのはいかがなものかと。やはりこれは反対していかなくてはならない」と述べました。自民党は、鳩山政権が5月までに普天間の問題を決着できなかった場合、内閣不信任案の提出も検討しています。