2026年7月末、ドイツで開かれる国際文化イベントに参加するアーティストらが会見を開き、沖縄が培ってきた平和への考え方を伝えたいと意気込みを語りました。
OkiNoWarWEEK2026を企画した洌鎌利好さんは「(世界では)様々な植民地の経験、そして暴力の経験・戦争の経験を持った人達が一堂に会して今一度人権とはアイデンティティとはというものを考え直すプログラムになっております」と話しました。
このイベントは、アートや音楽を通して平和や人権について考えてもらおうと、ドイツ・ベルリンで開かれ、今回は、2026年7月31日から10日間の日程でハイチやグアテマラなど10カ国が参加します。
那覇市で開かれた会見では、イベントで展開する「OkiNoWarWEEK2026」の内容について説明し、これまで、沖縄が歩んできた歴史や文化を写真や漆芸・舞踊などで活動するアーティスト9人が伝えるということです。書家の運天南暘さんは、万国津梁の鐘に刻まれた銘文を古代文字に当て変えて表した書を会場に展示し、世界との架け橋として「平和」を沖縄から届けたいと述べました。
また、漆芸家の前田比呂也さんは、境界線や国境が分断を生んでいると自身の考えを述べたうえで、「世の中はグラデーション、作品を通し価値観を伝えたい」と意気込みを語りました。
そして、「琉球弧を記録する会」が、長年にわたり沖縄戦の記憶を島の言葉で記録した、「しまくとぅばで語る戦世」が、イベントで上映されることになっています。
那覇市の県立博物館・美術館で上映会が開かれ、来場者らは、読谷村のチビチリガマで起きた集団自決や、南部への住民避難の証言をなどを通して、しまくとぅばで語られる沖縄戦の記憶を胸に刻んでいました。
来場者は「普段使っている言葉であの時の言葉を語っているので、非常に胸に迫るものがあるというか、リアリティーにあふれるものがあって直接胸に伝わるものがあります」と話しました。
これまで、映像を記録してきた比嘉豊光さんは、「当事者の声を通して沖縄で起きた悲惨な出来事と平和への強い願いを知ってほしい」と話しました。
