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2回目の対象事件は性犯罪です。一般の市民が刑事裁判に参加する県内2例目の裁判員裁判が13日、那覇地裁で始まりました。

強姦致傷の罪に問われているのは元海上自衛官の堀憲一郎被告(24)です。起訴状などによりますと堀被告は2009年6月、うるま市内の駐車場で酒に酔った状態で女性を押し倒し、乱暴しようとして女性にケガを負わせたとされています。

堀被告は裁判の冒頭、「覚えていないことが多いので、真実かどうか分からないが真実だと思う」と述べ、起訴内容をほぼ認めました。

県内での裁判員裁判で性犯罪が審理されるのは初めてで、男女3人ずつ、合わせて6人の裁判員が、審理に参加。

被害者のプライバシーをどう守るかが課題としてあがる中、審理では被害者の名前や勤め先の名称が伏せられるなど配慮がみられた一方、検察官は、被害者の話に基づいた事件内容を詳細に説明。被害者の女性が、「この人は悪魔だと思った」などと語った調書を感情をこめて朗読し、ケガの状態を示す写真を見せる際には、被害者の顔も判別できる写真をモニターに写しました。

2日目のあす14日には堀被告本人やその妻、母親に対する尋問がある予定です。