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沖縄の基地の実情を見たいと８日に沖縄入りした平野官房長官は９日朝、仲井真知事と面談しました。
県庁で平野長官と面談した仲井真知事は、懸案の普天間問題について「県民は県外移設を強く望んでいる。そういう方向を含めて答えを出していただきたい」と述べ、平野長官は「県民の思いをしっかり受け止めて取り組んでいきたい」と答えました。そして今後、政府と県の窓口を明確にし、緊密に情報交換をしていくことを確認しました。しかし、会談の最後、平野長官は「私どもも、知事のご決断をお願いするかもしれない」と述べました。
平野官房長官は記者から発言の真意を問われ「いろいろ協議を重ねていくわけですから、それはお互いの立場で政治的判断をしなくてはならない。こういうことは来るということ」と答えました。
平野長官はこの後、沖縄国際大学のヘリコプター墜落事故現場などを視察しました。