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薩摩による琉球侵攻から400年と琉球処分130年を機にしたシンポジウムが27日夜、那覇市の県立博物館・美術館で開かれました。

シンポジウムは沖縄タイムスと朝日新聞が開いたもので、東京大学教授の姜尚中さんが基調講演を行いました。この中で姜さんは「戦争体験や分断された政策などから、沖縄と朝鮮半島は似通った歴史を経験していて、ある意味で地政学的に運命づけられたものだ」と述べました。そのうえで「2010年に分断60年を迎える朝鮮半島では南北の和解に向けた歴史的な変化が予想されていて、それは普天間基地の移設を含めた沖縄の基地問題にも大きな影響を与えることになる」と述べました。

この後行われた大学教授らを交えたパネルディスカッションでは、沖縄と朝鮮、東アジアの歴史や課題について議論が展開され、訪れた多くの人が聞き入っていました。