※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
News Photo

那覇地裁が県と沖縄市に公金支出の差し止めを命じた泡瀬干潟の埋め立て工事。県と沖縄市は、19日の作業部会でも環境に配慮しながら埋め立てを継続する方針を強調しました。

泡瀬干潟の埋め立て事業について、2008年11月、那覇地裁は「経済的な合理性が認められない」として公金支出の差し止めを命じる判決を出しましたが、被告の県と沖縄市はこの判決を不服として控訴。裁判は継続中として、15日からは本格的な埋め立てを始めています。

19日に那覇市で開かれた海藻類の保全に関する専門部会で、県や沖縄市の担当者は海藻の移植事業の状況を説明し、今後も環境に十分に配慮しながら埋め立てを継続する方針を強調しました。しかし、委員の一人の泡瀬干潟を守る連絡会の前川盛治事務局長は、「海藻の移植は失敗していて58ヘクタールの藻場が全滅した」と指摘しました。