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11月も残りわずか。巷では、そろそろ新年を迎える準備が始まってきていますよね。

年賀状やカレンダーなどの販売も始まっていますが、きょうのうちな〜ムーンは、22年間愛されている、“地域限定”の手帳を紹介します。

個人によって好みや使い方も様々な手帳。県内でもいろいろな種類が発売されていますが、なんと八重山限定の手帳があるってご存知でしたか?

南山舎代表・上江洲儀正(うえず・よしまさ)さん「沖縄全体の手帳の中ではなかなかできないでしょうけれど、その地 域の…細かい情報を、その〜提供できるというか、そう言うメリットはあると思いますね。」

八重山にこだわった、地域データ満載の手帳。初版は1988年度版2000部でのスタートでした。

上江洲さん「(当時は)銀行さんが手帳を配っているような時代だったんですよ ね。友人に何人か相談したんですけれど、「売れるわけがない」と 言う風に言われ、怒られましてね。」

それでも、八重山に暮らす人に役立って欲しい、一緒に生活していく手帳であって欲しいという思いで、ずっと「地域限定」にこだわってきました。

上江洲さん「地域の事を知ると、そこに“誇り”と言いますかね、アイデンティ ティもそうですけど、あの〜自分の地域に誇りを持つようになる。 そのことってのは、とても“いいな〜”と思うわけですよね。」

地道なこだわりが、今では初版の3倍の6000部を発行し、地元以外の愛用者も増えてきています。

上江洲さん「八重山に生まれ育った人たちが使う、住んでいる人たちが使う、そ れを八重山が好きな人たちが使う。かかわりのある人たちが使って くれる事ってのは、え〜とても嬉しいことですね。」

これが2009年度版の「八重山手帳」です。大きいのが「シーシー版」小さいのが「アンガマ版」といって、ここにもこだわりが感じられますよね。

中を見てみると、時刻表や電話帳、統計データなどは勿論ですが、驚くのは、365日すべての日に、過去の八重山での出来事が書かれているんです。予定を書き込むと言う手帳本来の使い方以外に、その地域を知る大事な資料の役目も果たしているところが、根強い人気を保つ秘訣かもしれませんね。以上、うちうな〜ムーンでした。