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うるま市のホワイトビーチで2008年3月に原子力潜水艦が寄港した際、潜水艦から放射性物質を含む水が漏れ出す事故を起こしたことに対し、県や基地を抱える市町村の代表が4日、アメリカ軍や沖縄防衛局に再発防止を要請しました。要請したのは県軍用地転用促進基地問題協議会です。

沖縄防衛局では、団長の儀武金武町長が事故原因の究明と再発防止策の公表、そして安全性が確認されない限り、寄港を中止させるよう申し入れました。また、沖縄市の東門市長は、放射能漏れが2年前からあったという報告を問題視し、「国は細心の注意を払ってもらわないとならない。こういうことがある時、あった時にどのようにアメリカに対して申し入れをし、改善を要求しているのか」と質しました。

これに対し沖縄防衛局の坂野祥一次長は「あってはならないこと」としながらも、「人体や環境に影響を及ぼさない微量の放射能ということでありよかった、安堵している」と述べ、この問題の幕引きを図っている様子でした。