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東村高江区のアメリカ軍ヘリパッド移設問題で、中断されていた国の工事が7月1日に再開され、移設に反対する住民たちが2日、座り込みで警戒を強めています。

この問題は、アメリカ軍の北部訓練場の一部を返還する代わりとして、東村高江区に隣接する訓練場内の6カ所にヘリパッドの建設が予定されているもので、住宅地に近いことなどから地元住民たちが強く反発しています。

沖縄防衛局は、3月から6月までは希少鳥類の繁殖期にあたるとして工事を中断していましたが、7月1日から工事を再開。このため2日には住民などおよそ40人が建設予定地周辺の5カ所の車両進入口で座り込みを行いました。

座り込みをした沖縄平和運動センターの山城博治事務局長は「高江は遠いから、人里離れているから(ヘリパッドを)造れるだろうという風に思った当局や米軍にものすごい憤りがある。人がいないとか少なかったら何を造ってもいいのか」と話していました。

また、座り込みをした女性は「もう反対。以前から戦争につながる全てのものには反対していこうという気持ちがあるの」と話していました。

2日は工事車両は現れませんでしたが、住民たちは3日以降も警戒を続けることにしています。