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10日未明、尖閣諸島の沖合いで台湾の漁船が海上保安庁の巡視船と接触して沈没しました。乗組員16人は全員無事救助されました。

接触があったのは、尖閣諸島魚釣島の南およそ10キロの海上で、10日午前3時20分頃、海上保安庁の巡視船・こしきが日本の領海内を航行する不審な漁船を確認し接近したところ、漁船は逃走を始め、その後、突然方向転換し、巡視船と接触しました。

漁船は台湾の釣り船「連合号」で、およそ1時間後に沈没。乗組員16人は全員無事巡視船に救助されました。

調べに対して連合号の48歳の船長は「釣り場に向かう途中だった」と話しているということですが、逃走を図るなど不自然な点があることから、十一管区では船長や乗組員から慎重に事情を聴くとともに、衝突の原因について調べています。

11管区によりますと現場海域では、この時期、高級魚のキンメダイなどを狙った外国船による違法操業が多いということです。