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牧場の誘致計画の是非を問う伊是名村の住民投票が27日に行われ、賛成票がわずか1票の差で反対票を上回る結果となりました。

この計画は、黒毛和牛の繁殖と飼育を全国展開する安愚楽共済牧場を伊是名村内花区に誘致し、さらにその糞尿で堆肥を作り、サトウキビの増産を図るというもので、悪臭や海岸の汚染を懸念する地元住民らが反対しています。

住民投票は村が提案したもので、投票は、午前7時から午後6時まで、村内で行われました。そして、開票の結果、誘致賛成票が461票、反対票が460票とわずか1票差。疑問票は26票で、最終投票率は71.3%でした。

この投票結果を受け、記者会見を開いた伊是名村の前田政義村長は、「大変厳しい結果で、計画については今後慎重に検討したい」と述べました。一方、反対派の住民らは「事実上の勝利」だとして計画の即時中止を求めています。