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23日早朝、嘉手納基地からF-15戦闘機が激しい騒音とともに離陸し、地元の中止要請を無視した形での離陸に嘉手納町議会が抗議しました。

23日午前5時過ぎ、F-15戦闘機3機と空中給油機2機が次々と離陸しました。このため、屋良地区では午前5時11分に96デシベル以上の激しい騒音を記録しました。

騒音を発したのはこれだけではありません。午前4時25分には海軍のP3C対潜哨戒機が滑走路に進入し、全速で滑走した後、離陸せずに停止するという訓練を繰り返していました。

このアメリカ軍の騒音に町民は「子どもが起きたりして、自分も疲れてるけども眠れない状態」などと訴えていました。

嘉手納町議会は23日午前に臨時議会を開き、未明離陸の中止とF-15の全面撤去などを求める抗議決議を全会一致で可決。午後には直接アメリカ軍に抗議しました。

しかし、対応した第18航空団広報のゴンザレス次長は「我々は運用上の安全を重視していて、今後も必要性があれば未明離陸を行わざるをえない」と回答したということです。

また町議会は、久米島沖の提供区域外の海に海兵隊のハリアー機が爆弾を投下した件や、19日に海軍機が嘉手納基地に着陸後、芝生に突っ込んだ事故についても抗議。相次ぐアメリカ軍の事故に怒りが増幅しています。