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2009年5月までにスタートする裁判員制度に向け、民間企業や団体で働く人たちが実際に裁判員として参加する模擬裁判が3日、那覇地裁で開かれました。

模擬裁判は、裁判所が協力を求めた企業などから無作為に裁判員候補を選出し、さらに裁判員6人に絞る手続きから行いました。

候補者には裁判官らとの面談で、仕事の都合などを理由に辞退を申し出る人が10人いましたが、このうち病院やどうしても仕事の代わりがいない場合などの5人には辞退が認められました。

このあと法廷では、6人の裁判員は一様に緊張した様子で、架空の殺人事件について、検察側と弁護側の主張に真剣に聞き入っていました。

この模擬裁判は3日間の日程で、裁判員らが判決を下す一連の流れを確認します。