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宮古島市で道路拡幅工事に伴い発掘調査が進められている場所から14世紀から16世紀のものと見られる人骨が見つかりました。発掘調査が進められているのは宮古島市の北市場跡地で以前、外間御嶽があった場所です。

石を敷き詰めた跡やサンゴを加工した切石など14世紀から16世紀頃とみられる生活の跡。それに生活の跡と同じ時期と思われる地層の3カ所から人骨が見つかりました。

このうち1体は頭蓋骨や歯、体の骨などが北西の方角を頭にして埋葬されていました。人骨は以前にも10体見つかっていてこれまでの調査から集落の近くで埋葬されていたことが明らかになっています。

宮古島市教育委員会文化財係の久貝弥嗣さんは「外間御嶽といわれるもともと墓しょうだった場所で埋葬人骨が見つかったというのは一つの(重要な)発見」と話しています。調査は今後範囲を拡大して続けられます。