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アメリカ海兵隊員による少女暴行事件、そしてその後も相次ぐ兵士の事件に、アメリカ軍は22日の一日を『反省の日』として教育プログラムを実施しました。

『反省の日』は10日に起きた海兵隊員による少女暴行事件やその後も相次いだ兵士の事件を受けて設けられ、在日アメリカ軍全てが対象です。

北谷町にあるアメリカ海兵隊のキャンプフォスターでは午前中、作業をする兵士の姿が見えるなど、普段と変わらない様子でしたが、海兵隊報道部によりますと、「事件は何故起きたか」や倫理などについてのディスカッションなどが行われたということです。

一方、嘉手納基地では午前中、F-15戦闘機が編隊を組んで次々と離陸し、周辺には耳をつんざくような轟音が響きました。

付近で働く人たちは「いつもよりうるさく感じる」と話し、アメリカ軍の「反省」に疑問を投げかけました。

22日のアメリカ軍の『反省の日』に、街では「安全ということを考えたら、徹底的に反省してもらわないと駄目だと思うので必要だと思う」という意見や「兵隊は入れ替わり立ち替わり変わるからどうだろうか」との疑問の声などが上がっていました。

アメリカ海兵隊員による少女暴行事件、そしてその後も相次ぐ海兵隊員の事件に対し、北中城村にある海兵隊司令部前で市民団体などが22日、抗議集会を開きました。

集会に参加した人たちは、22日のアメリカ軍の『反省の日』に対して、「婦女暴行事件に対する県民の感情をどうやって抑えるかと、体裁を整えるための米軍の対応じゃないか」「なぜこういう事件が起こるのかということを問わずに、倫理的に反省しようとしても無理」などと話していました。

そして参加者たちは、透明性の低い再発防止策よりも、基地の撤去などの根本的な解決策を政府に求めるべきだと怒りの声を上げていました。